指先で弾いてはいけない

早く弾こうとすると、大概の人はより先端だけを動かそうとします。末端と言い換えた方がいいかもしれないです。


これは楽器に限らず、全ての運動に言える事だと思います。早く動かそうとすればするほど、胴幹部に近いところから順に固定していって、できるだけ手足の先っぽだけを動かそうとする。


さらに、末端に近いほうが筋肉が小さいので、すぐに疲れるので、自分は一生懸命練習をした気分になれます。この充実感と言うのがやっかいなのです。なにせ自分にとってリアリティがあります。


本来は音楽が目的だったはずなのに、ズレてしまっている……と言うのが僕でした。


センスがある人と言うのは、この辺りが最初からズレないのでしょう。


練習をすればするほど肩がこる、前腕がパンパンになる、などという人は、頑張って胴体を固めて末端だけ動かそうとしていないか、この辺りから自己観察をしてみると違ってくるのではないかと思います。





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芸事は、○○からできるようになる

僕の日本泳法の師が言っていました。

「芸事は、まず目からできていく。自分ができなくても、誰かがしていることの良い悪いは見えるようになる」と。


楽器だって同じ事でしょう。自分が弾けない曲でも、誰かが弾いて上手い下手はわかるものです。


たくさん聞いて、聞いて、聞きまくって、まず耳ができるといいですね。


また、聞くだけの係わり方ではわからない事が、実際に弾くことでわかってきます。なんて大変なんだろうとやればやるほど思います。



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何かを始めたときは……

こんなタイトルの記事を見つけました。

「何かを始めたときは、自分より長く取り組んでる人と自分を比べないこと」http://www.lifehacker.jp/2012/11/121125dontcompare.html

楽器はもとより、他の習い事などでも言えることではないでしょうか。

また、取り組み始めてから自分より期間が短い人と比べても意味ない事です。

自分のペースで行えると良いですね。


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俺って天才かも…!?

憧れの人や、手本とする人をマネようとすると、まず大概の人はダメになります。弟子は師の半ばに至らず、などと昔から言われたりもしています。


なぜかと言うと、ぱっと見で目に付くのは悪いところだからです。


または、その人の癖であったり、自然でない色をつけた所だったりするからです。実際にマネをして欲しい部分は、そうそう判る事ができません。


だから、何度も聞いて、同じことでも聞いて見て貰う事が大事となると思うのです。


才能がある人と言うのは、このような時に本質的なところを見取ることができる人なのでしょう。


僕のように才能が乏しい人間は、今自分が見て聞いている良いと思っていること自体が本当に良いのか？と言うところを自問していかないといけないのです。


でも、なんか気付いたりひらめいたりすると「俺って天才かも」とか思ってしまうんですよねぇ……それが悩んだ末だと余計に。おそろしやおそろしや。



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セキセイインコがついてくる

セキセイインコを飼った事がありますか？

飼った事がある人ならわかると思いますが、セキセイインコは練習に合わせて鳴くんです。

これはもう、楽器の練習をした事がある人の特権です。自分の演奏に鳴き声がついてくるのは本当に感動します。

機会があれば、是非経験してみる事をお勧めします。



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このギターはバルサのシャビもイニエスタも聞いてきた……かも

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クラシックギターなんて、どのようなきっかけで始めるのだろうなんて思いますが、ギターはスペインが本場です。スペインと言えば、そう、サッカー。

ＦＣバルセロナのシャビが、イニエスタが、身近に聞いてきたのではないかと想像を膨らませると興味が出てくるかもしれません。


日本に生まれたからって、三味線を聴いてきてる訳ではないのはわかっています。


僕は小学生の時はサッカーの少年団にいたので、そう思うだけで楽しいのです。サッカー少年が音楽に流れてくるきっかけの一つになればいいのです。

右手より左手が大きいのは

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僕の左手は、明らかに右手より大きくなっています。特に小指の長さは明らかに違います。

成長期に一番練習をしたためと思います。そう言えば、ギタリストの村治佳織さんもこのように左手が大きいと対談で言っているのをかつて見たことがあります。その対談では「練習で遺伝子が変わった」などと言われていましたが、大げさだなぁと思いながら読んでいました。

左右非対称な発達は、昔からよくある話です。例えば、昔の侍は左腰に刀を差していたから左足が大きかったと言うのを聞いたことがあります。しかし、その子孫の僕たちは左足が大きいかと言うと、人による、と言うのが実際ではないでしょうか？（ちなみに僕は右足の方が大きいです）

僕の左手はさらに、手首と人差し指の間接で軟骨が出っ張ってしまっています。これは大人になって練習量が減ったら出てきて、時々悪さをしてくれます。

これはそれほど練習をしたと言うより、力任せの、余程ダメダメな弾き方をしていたと言う事なのでしょう。

練習はしなくてはいけない、けど、ダメな練習はしてはいけないのです。

これまで 3

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音楽教室の広告などを見ていると、当教室の○○ちゃん○○コンクール優勝！などのっています。自分自身も行っていたので、どれだけ凄いかよく分かります。

けど、その陰で、間違いなく「練習は好きだけど、指が痛くてもう続けられない」「練習をすればするほど肩や腰や首が痛くなる」と言ってやめてしまった子たちがいます。

楽器を弾くのが好きで、難しい曲を弾きたくてたくさん練習をして、結果身体をおかしくする。身体が柔軟な若いうちは大丈夫でも、大人になってあちこちに痛みが出てくる。

この様な状態にならないようにするために、また、音楽を行った事で様々な分野に目が行き開けるようにするために、僕は教室を始めました。

様々な分野の運動と、身体と楽器と音楽とが連動して広がって行く面白さは、他の教室では絶対にないと思います。

僕の教室から始め、「もう習うことはないので卒業します」と言う生徒を早く出すことが目標です。

また、大人になってから楽器を始めたいけれども、指が動くか不安と言う方も、是非一度ご相談ください。練習を日常生活に溶け込ませる、小さな事を積み重ねて行く方法をご提案させて頂きます。

これまで 2

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武術を始めたのもこの頃からです。週刊誌に現代の武道家と言う感じでグラビアのった方の一人が著書ありご自宅が京王線沿いという事が判り訪ねて言ったのでした。

ここで「身体の使い方自体」と言う考え方に出会ったのでした。ここから仲間内で稽古をしたり、伝統的なちゃんとした流儀をひとつ修めたいと思い古流の流儀を習いに行ったりという事を始めたのです。

その中で出会ったひとつが、向井流水法と言う日本泳法です。教士と言う師範代にあたる資格まで頂き、次の世代に残さなくてはいけないと言う思いがあり、別にブログを作っていますので、興味がありましたら見てみて下さい（向井流水法 我ひさごになりたし）。

また、バレエの身体の使い方はやはり凄い、どう言う練習をしているのか実際に体感してみたいと思い教わりに行き、結局舞台にも立ちました。

色々経験をする中で、カリと言うフィリピン武術にもたまたま行うことができ、インストラクターとしても行わさせて戴いています。

途中途中に顔を出したり、講習を受けたりしたりして経験をした伝統武術や身体操法は幾つもあるのですが、書き並べてもあまり意味がありません。色々な人が色々な言い方で色々なことをしている、と言う事がよく分かりました。

その中で結局ギターは辞めることなく少しずつでも練習をし続けていたのです。

「簡単な方法」はないけれども、

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最初にお断りをしておきます。ギターに限らずうまくなるためには練習はしなくてはいけないです。「こうすれば簡単に弾ける」方法があれば僕が教えて欲しいくらいです。

これまでの経験上、詰め込みでとりあえずできる様になった事は抜けるのも早いといいますか、練習をしないとすぐできなくなってしまいます。

「アランフェス協奏曲を1日10分の練習で1週間で弾くマル秘練習法」とかあればいいのにと心底思っています。

大変な練習をいかに楽に行うか、が狙いなのです。

これまで 1

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僕は小さい頃からギターを練習してきて、中学生の頃からはコンクールを目指し、高校、卒業後とチャレンジをしていました。しかし大した結果は残せなく、徐々に左手が自分が思っているように動かない、違和感があるようになってきました。

当時の練習の仕方は、とにかく指にハードな事をすればうまくなるだろうと言う考え方でした。確かに1時間も痛みに耐えて痛くなる様な練習をし続けるとスッと指が軽くなる瞬間がやってきて、自分の指ではないかのように動いたりするのです。

手が大きくなるように、弦長の長いギターで弾いたり、指立て伏せをしたりなど。弦はあえて1番張りが強い物を使用して指へ負荷をかけたりしていました。

しかもギターに噛り付くような姿勢で弾いていたので（当時はそれがかっこいいと思っていた）、20歳の頃は鏡を見ると左の僧帽筋（後ろの首の付け根から肩にかけての筋肉）が盛り上がり、腹筋も左に片寄ってお臍も左に寄っているような、今の自分から見たら本当にねじくれた身体になっていたのです。

はじめまして 0

「練習は好きだけど、指が痛くてもう続けられない」

「練習をすればするほど肩や腰や首が痛くなる」

楽器を弾くのが好きで、難しい曲を弾きたくてたくさん練習をして、結果身体をおかしくする。身体が柔軟な若いうちは大丈夫でも、大人になってあちこちに痛みが出てくる。

この様な状態にならないようにするために、また、音楽を行った事で様々な分野に目が行き開けるようにするために、僕は教室を始めました。

これからしばらく、自分自身のこれまでを書いてみたいと思います。

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