2014年11月19日水曜日

楽器をするにあたって、ネットでこうじゃなきゃダメと言うのは一切気にしない方がいいです

楽器はなんでもいいのですが、バイオリンなりギターなりを始めようとしたらとりあえず不安なので情報を集めようとネットで検索をかけたりすると思います。


たとえば「バイオリン 初心者」「ギター 始める」「ピアノ レッスン」などなど。


そうすると、まあ色々なアドバイスが出てくる訳です。


「10歳からではもう遅い」「キーボードではなくてちゃんとしたピアノでないと後々ダメ」「楽器は10万円以上じゃないと」「調弦はチューナーを使ってはいけない。耳で合わせるもの」なんとかかんとか……。


見るだけでやっぱやめようかと思ってしまうアドバイスがそれはたくさんあるはずです。


もしあなたが、
「時間はいくらでもある」
「お金もいくらでもつぎ込める」
「才能もやる気もあふれんばかりにある」

のならこれらのアドバイスは役に立つかもしれません。


でも現実は、
「夜9時以降は音が出せない」「夜会社から帰ってから少しずつ練習する」
「教育費は月収のうちからこれくらい」「他にもしたいことがあるからそっちの分も必要」
「始めてみても続くかどうかわからない」「楽器って弾けば音がでるものじゃないんですか?」

と言う中で、少しずつできることを増やしていって上達していくわけです。そのために講師は色々考えてしています。


音楽のことがわからなくてレッスンのイメージができないのでしたら、他の習い事などに置き換えてみるといいかもしれません。

少年野球のチームに入るのに「プロ野球や実業団に行けるかわかりませんが始められますか?」って言いますか?

10万円のバットを使えばどんな球でも打ちかえせられますか?


少年サッカーのチームに入ろうとしたら「専属のフィジカルトレーナーがいない所に入るなんて信じられない」って言われたら、それもそうだと思いますか?

サッカーボールはプロが使っている本皮のボールを使えばドリブルがうまくなりますか?


英語を始めようとしてる人が「イギリス英語じゃなくてちゃんとアメリカ英語を教えてくれないと困るよね」って言っているのを聞いてなるほどと思いますか?



そもそも、した事がない人が空想している認識と実際とでは、ずれているのが当たり前です。実際にしながら、具体的な実感を伴いながら認識自体も変化していくのが当然なのです。


ですから、最初のスタートは敷居を低くして、技術の上達とともに条件を上げていくべきと思うのです。


楽器を弾いていて「この楽器じゃやっぱなぁ」なんて思えるくらいになったらそれはしめたものです。そうなれば具体的に「こういう感じの明るい音が出るのが好み」や「ここが細いほうが弾きやすいからこれがいい」などと選べるようになるはずです。


これは別に楽器に限りませんが、「凄く高いもの」「標準的に思えるもの」「安いもの」を並べられると、真ん中のを選びたくなるものです。でも標準なんて実はないです。無理がない範囲のものするべきです。



それよりいかに練習をするかの方がよほど大事だと思うのですがいかがでしょうか?



八王子の音楽教室 かよう音楽教室 ⇒ kayo-ac.net
八王子のバイオリン教室 ⇒ violin.kayo-ac.net