古くからの武友のカリスマ鍼灸師こと若林さんの最新刊が発売されました。
楽器を弾く事は、紛れもなく身体運動です。「40代までは5時間くらい連続して練習しても全然平気だったけれど、50代になると続くかなくなった」など言う先生の話を聞いたりすると、アスリートの様な事をずっと続けてきているのだと感心するとともに、果たして自分がその年齢までし続ける事ができるのか、どうすればできるのだろうかとも考えさせられるのです。
このように身体運動の専門家ではなくても、日々の練習や仕事の中でちょっと自分で何かできれば全然楽になるのではないかと思うことは少なくないはずです。
まあ僕なんかは、飲みすぎた翌日になんとか早く回復できないかとか思うことしきりなのですが、たぶん「もしそんなツボがあって教えたりしたら、余計に飲んで内蔵壊す事間違いないから教えない」と言われるのがおちでしょう。
練習をたくさんして腱鞘炎になっても、僕も経験があるからよくわかるのですが、まずは痛くないようにしていればいいだろう、次になんとか自分で治す方法はないだろうかと色々物色、最後にどうしょうもなくなって病院や治療の専門家のところに泣きつく、と言う人がほとんどではないでしょうか?
「これはやばいな」と思ったら先に手を打つには、やばい状態を何度も経験してみないと判らないと言う逆説的なことがあるのです。これは部分的には手や指であったり、全体的には健康や病気などに言えることでしょう。
だから、この若林さんが強調する「養生」と言う考え方が大事になってくるのではないでしょうか?この辺りが、前半の症例別の温灸の仕方から後半の日々の生活が大事と言う養生と言うことを強調するところへとつながっていきます。
「健康のために○○を食べる」とか「○○ダイエット」みたいのに流れがちですが、「健康になる秘訣は幼児の頃にすべて教わっている」と言っています。
日常的な肩こり筋肉痛からちょっとした不調などを、大事になる前にちょっとだから自分で行えるための知恵が普通に書かれているので、本当にお勧めです。
また、子どもの為の温灸も写真で紹介していますので、お母さんたちには是非見てみて貰いたいです。
僕は筋肉痛や手にできるマメや水ぶくれ、打撲などは教わったこの方法を使うと実際に治りが早い事を実感しています。
音楽をしている人に限らず、皆さん、お試しあれ!
若林さんは毎朝「養生予報」をツイッターで行っています。興味がある方はフォローしてみてください。 https://twitter.com/asilliza メルマガも人気みたいです→鍼灸師が教える一人でできる養生法
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